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RSウイルスのシナジス注射について [病気]




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RSウイルス感染症に限らず、すべての感染症は、

手洗い・うがいで予防することが有効ですが、

乳幼児は自分では予防をすることはできません。


しかし、このRSウイルス感染症については、「シナジス」という有効な注射薬があります





RSウィルス感染症とは、

RSウイルスによる乳幼児の代表的な呼吸器感染症です。

1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%感染し、その後も一生、再感染を繰り返します。

発症すると発熱や鼻水、せきなどの症状が出ます。

悪化すると肺炎や気管支炎を起こし、小さな子供ほど症状が重くなるので

注意が必要です。

例年、秋から患者が増えはじめ、冬にかけてピークを迎えますが、

昨年と今年は7月ごろから増加中です。

特に今年は増加ペースが早く、関係者は注意を呼びかけています。






このRSウイルス感染症の重症化を防ぐ有効な手段であるシナジス投与ですが、


保険適応となる対象が決まっています。

・早産児

・慢性肺疾患を持つ小児

・先天性心疾患を持つ小児



これらに該当する小児は保険適用で投与することができます。


シナジス投与は月に1回、冬~春先にかけて

毎月行わなければなりません。

最長で6か月もの間、6回ものシナジス投与を行う必要があります。


シナジスは体重当たりで投与量が決まるため、

約8万円から24万円ほどかかります。

保険適応に該当すれば実際の窓口負担はこの価格の2割となります。

さらに乳幼児医療費支給制度がありますので、

これに該当する家族の場合は、後にこの窓口負担分も還付される

ことにはなります。


このシナジス投与の保険適応と高額な費用は今後の課題です。

少しでも多くの小児が重症化を防げるよう早急に対応してほしいものです。


















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